ホームページで集客したいときに「何を載せればいいか」の答えは、業種によって変わります。飲食店のお客様は、スマホで「今から行けるか」を確かめることがあります。士業の事務所を探す人は、「この相談を持ち込んでいいか」を何度か読み比べてから連絡します。見られる情報も、申し込みまでにかかる時間も違います。
先に答えをお伝えします。業種別の勝ちパターンとは、次の3つを行うことです。
- お客様が依頼先を決める場面を1つ特定する
- その場面で必要な情報を1ページにそろえる
- 申し込みのあとの受付まで流れをつなぐ
ページ数やデザインを考える前に、お客様がどこで迷って止まっているかを探しましょう。そのほうが早く手を打てます。なお、ここでいう勝ちパターンは成果を約束する型ではありません。情報の並べ方の型です。
この記事では、9つの業種について、見せたいページの中身、申し込みまでの流れ、最初に直す場所を順に説明します。Nutritsの公開制作事例6件も、該当する業種の節で紹介します。実施した内容と参考にできる範囲は分けて書いています。まずご自身の業種から読み、決め方が近い業種もあわせてご覧ください。
目次:自分の業種から読む
9業種の比較:決める場面と最初に整えるページ
以下は、業種ごとの設計を考えるための目安です。実際のお客様の探し方や商圏、現在のサイトの状態によって、優先するページは変わります。
| 業種 | お客様が決める場面 | 最初に整えるページ |
|---|---|---|
| 士業 | 相談を持ち込んでよいか確かめるとき | 業務ごとの説明ページ |
| 介護 | 家族・ケアマネジャー・求職者が連絡先を探すとき | 立場別の入口と受け入れ条件 |
| 農園・直売所 | 今日行くかどうかを決めるとき | 今週の品目と営業日の案内 |
| 教室・習い事 | 近くの教室を比べ、体験を選ぶとき | 体験レッスンの申し込みページ |
| 不動産 | 問い合わせる会社と内見する部屋を選ぶとき | 得意領域の説明と物件ページ |
| ハンドメイドEC | 商品ページで購入を決めるとき | 商品ページと売り場の役割分担 |
| 美容室 | 施術の写真を見て予約するか決めるとき | メニュー・料金・予約先のページ |
| 工務店・リフォーム | 近い条件の工事を任せられるか比べるとき | 施工事例と見学会のページ |
| 飲食 | 今から行けるか確かめるとき | 営業時間・メニュー・予約の入口 |
士業|対応業務と相談の進め方を伝える
士業のサイトは、次の2つの訪問経路を想定すると構成を考えやすくなります。1つは、紹介を受けたあと事務所名で検索して確かめに来る経路です。もう1つは、「記帳代行と顧問の違い」のような悩みの言葉で業務の説明にたどり着く経路です。どちらの場合も、決める場面は「この事務所に、自分のこの相談を持ち込んでいいか」と考えたときです。事務所概要と代表挨拶だけでは、判断の材料が足りません。
見せたいのは、業務ごとの「受けられる相談」と「進め方」です。たとえば税理士事務所の顧問業務ページなら、次の順で並べると、読む人が自分の状況を当てはめやすくなります。
- どんな事業者の、どんな悩みを受けているか
- 事務所が担う範囲と、依頼者に用意してもらうもの
- 報酬の考え方と、追加費用がかかる条件
- 初回相談から契約までの流れ
ここからは説明用の設計例で、特定の事務所の事例ではありません。トップページに「顧問・記帳」「相続」「創業」のような業務別の入口を置きます。各業務ページの末尾には、「この業務について相談する」フォームを置きます。フォームでは相談内容の要点と希望の連絡方法だけを聞き、送信後の画面に「いつまでに、誰から連絡するか」を表示します。ブログは制度の一般論より、その業務を頼む前に迷う疑問に答える記事に絞ります。記事の最後からは、該当する業務ページへ戻れるようにします。
申し込みの流れは、次の4段階に分かれます。
- フォームの送信
- 事務所での受付
- 初回相談の実施
- 見積もりと契約
フォームの送信が増えても、受けたい業務の相談が増えたとは限りません。最初の一手は、いちばん増やしたい業務を1つ選び、そのページを読み直すことです。「頼める範囲・費用の考え方・相談の流れ」が、そのページだけで分かるかを確かめましょう。
まずはサイトの土台になる構成と費用の記事から読んでください。業務ページが整ったら、ブログで入口を増やす段階へ進みます。
介護|相手ごとに入口を分け、対応範囲を先に示す
介護事業所のサイトは、立場の違う人が同じページを見ます。確かめたいことは、それぞれ次のとおりです。
- 利用を考える本人や家族:何を、どこまで頼めるか
- ケアマネジャー:この条件の方を紹介できるか
- 求職者:自分に合う働き方か
決める場面がそれぞれ違うので、1つの案内文で全員に答えようとすると、誰にとっても探しにくいサイトになります。
トップページでは、「利用のご相談」「ケアマネジャーの方へ」「採用情報」の3つの入口を分けます。ケアマネジャー向けには、サービスの種類、対応地域、受け入れの相談ができる曜日と時間、受け入れの条件、連絡窓口を1か所にまとめます。受け入れ状況には確認日を添えます。「空きあり」とだけ書くより、条件つきで相談できる内容を示すほうが、紹介する側は判断しやすくなります。家族向けには利用までの流れと費用の相談窓口を、求職者向けには勤務条件と1日の仕事の流れを置きます。
公開事例の居宅介護支援の事例では、居宅介護支援事業所のサイトを整理しました。整理したのは、サービスの内容と対応範囲、事業所の考え方、スタッフの紹介、問い合わせまでの導線です。居宅介護支援の事例のため、訪問介護の利用相談や職員採用の実績を示すものではありません。訪問介護や通所介護の事業所が参考にできるのは、「対応範囲と考え方を先に示し、問い合わせ先へつなぐ」という並べ方です。
成果は、利用の相談と求人への応募を別々に数えます。電話番号のタップは「押された回数」で、通話がつながった件数ではありません。最初の一手は、ケアマネジャー向けの案内を1か所にまとめ、確認日を入れることです。
まずは、採用と利用相談を1つのサイトで両立させる構成の記事から読んでください。続いて地域連携の広報、採用ページの作り方へ進むと、順番がつかめます。
農園・直売所|今の旬と営業日を、店に行く前に届ける
直売所に行くかどうかは、「今日は開いているか」「今、何が並んでいるか」で決まります。品ぞろえは季節で変わるため、春の情報が夏まで残っていると、行こうと思った人の足を止めてしまいます。会社の沿革や理念は信頼の材料になりますが、来店前の人が最初に探す情報ではありません。
トップページの最初の画面には、今週の主な品目、営業日と営業時間、臨時休業、催しの予定を置きます。駐車場と道順はその下に続けます。営業時間は、Googleビジネスプロフィールの表記とそろえておきます。直売所は来店型なので、地図での見え方を整える意味があります。ただし、表示順位を約束できる方法はありません。まずは営業時間と業態を正確にすることを優先しましょう。
公開事例の農産物直売所の事例では、会社案内に近かったサイトの構成を見直しました。季節の商品、営業の情報、催しの案内が届く店舗向けの構成に変えた例です。これは店舗サイトとしての情報発信の改善で、通販の売上を示す事例ではありません。ネット販売を始めるなら、産直EC・ふるさと納税・自社の直販サイトのどれを使うかを別に考えます。判断の軸は、発送できる量と、1箱から残したい金額です。
来店そのものは、サイトの数字だけでは分かりません。地図リンクのクリックや営業日ページの閲覧は目安として見ます。そのうえで、レジで「何を見て来たか」を尋ねるなど、店頭の記録と合わせて判断します。最初の一手は、季節の品をスマホで撮り、「今週の情報」として更新することです。
まずは、季節の品を自分で撮るための写真の記事から読んでください。ネット販売を検討する段階になったら、売り先の比較へ進みます。
教室・習い事|対象と体験の流れで「通えるか」に答える
教室のサイトは、近くの数件を見比べてから体験に申し込む人を想定して作るとよいでしょう。最初の関門は、保護者なら「うちの子の年齢で入れるか」、大人なら「初心者でもついていけるか」です。ここで対象が分からないと、雰囲気が良さそうでも申し込みまで進みにくくなります。
体験レッスンのページには、次の情報をひとまとまりで置きます。
- 対象(年齢・経験)
- 体験で何をするか
- 体験料と、入会時にかかる費用
- 開催日時と場所、当日の持ち物
- 申し込んでから予約が確定するまでの流れ
料金や日程を確かめるたびに別ページへ移る作りなら、要点を申し込みページにまとめ直します。教室に通ってもらう形なら、Googleマップの情報と写真を整えます。口コミは、実際の体験にもとづく感想を、無理のない方法でお願いします。オンラインだけの教室なら、所在地の案内より、受講方法と体験の進め方の説明を優先しましょう。
公開事例の専門学校の事例では、検索を意識してページ構成を整え、学校を検討するための情報として動画なども用意しました。専門学校は、対象者も検討の期間も習い事とは違います。同じ成果を期待するのではなく、組み立て方を参考にしてください。教室が取り入れられるのは、「探している人が使う言葉でページを分け、雰囲気は写真や動画で補う」という考え方です。
数字は、次の段階を分けて記録します。
- フォームの送信
- 教室からの確定連絡
- 体験への参加
- 入会
最初の一手は、体験ページを上から読み、「自分が対象か・いくらかかるか・申し込んだらどうなるか」が1ページで分かるかを確かめることです。
まずは体験レッスンの申し込みページの記事から読んでください。ページが整ったら、Googleマップと口コミの記事で入口を広げます。
不動産|得意な領域を決め、物件情報と追客をつなぐ
物件そのものは、大手のポータルサイトで探す人も多いでしょう。自社サイトに来る人が決めようとしているのは、「この会社に問い合わせるか」「この部屋を内見するか」です。ポータルと同じ物件を同じ見せ方で並べるだけでは、その判断の理由になりにくくなります。
見せたいページは2種類あります。
- 得意領域の説明ページ:賃貸管理、売買仲介、特定の地域など、自社が得意とする領域を説明する
- 物件ページ:どの物件のどの部屋かが分かるタイトル、確認済みの設備・条件と、その説明、説明文と同じ部屋の写真と間取り図、正しい募集状況をそろえる
成約した物件を掲載したままにすると、問い合わせた人の期待を裏切ってしまいます。成約が分かったら、すぐに表示を直しましょう。
公開事例の不動産の事例では、会社の得意な事業領域を先に明確にしました。そのうえで、その領域で探される検索のテーマに沿ってサイトの構成を整えています。自社サイトの役割を明確にした例です。自社で媒体を使い分けるときは、ポータルの反響と費用もあわせて確かめましょう。自社サイトでは「なぜ当社に相談するのか」を補う、という分担が考えられます。
問い合わせから内見、申し込み、成約までは時間がかかります。問い合わせのあとは、本人が希望した連絡手段で、段階ごとに答えやすい質問を1つずつ送りましょう。LINEなどで追客する場合も、氏名や電話番号のような個人情報を解析ツールのイベントに入れないでください。最初の一手は、得意な領域を1つ言葉にし、その説明ページと代表的な物件ページを1件ずつ見直すことです。
まずは物件ページの書き方の記事から読んでください。問い合わせが来るようになったら、LINEでの追客の記事へ進みます。
ハンドメイドEC|売り場の役割を決め、商品ページと再購入をつなぐ
ネットで作品を買う人は、実物に触れられません。決める場面は、商品ページを見ているそのときです。お客様は、次のようなことを確かめています。
- 色やサイズは写真どおりか
- 届くまで何日かかるか
- このお店で買って大丈夫か
商品ページを作る前に、売り場の役割を決めます。作品を探している人と出会いたいなら、minneのようなマーケットが向いています。SNSや実店舗のお客様が買う場所がほしいなら、BASEなどで開く自分のお店が向いています。このように分けて考えると、選びやすくなります。
商品ページには、複数の角度から撮った写真、素材・サイズ・お手入れの方法、受注制作なら発送までの日数、販売者の情報を置きます。オンラインだけで販売する場合は、地図での表示対策を優先する必要はありません。それより、SNSや検索から商品ページへ来る道と、スマホでの買いやすさを優先しましょう。
公開事例のアクセサリーECの事例では、販売するジャンルを決め、商品ページとカテゴリを整えました。さらに、LINEで再購入のきっかけを届ける接点も設計しています。自分のお店に応用するなら、「売り場を作って終わりにせず、案内を希望する購入者へ次の情報を届ける」ところまで考えてみましょう。
成果は、ECの管理画面にある注文の記録で確かめます。アクセス解析でも購入を見たい場合は、使っているカートの設定が購入イベントの計測に対応しているかを先に確認してください。最初の一手は、売れ筋の作品を1つ選び、その商品ページだけで購入を決められるかをスマホで確かめることです。
まずは売り場の使い分けの記事から読んでください。自分のお店を開く段階になったら、カートの比較へ進みます。
美容室|得意な施術と予約先を、同じ流れで見せる
美容室を選ぶ人は、予約サイトやInstagramで候補を見つけたあと、公式サイトで確かめてから予約することがあります。確かめるのは、「自分の髪の悩みを相談できるか」「料金と所要時間はどうか」といった点です。決める場面は、施術の写真を見て「ここにしようか」と思った直後です。そこで料金や予約先が見つからないと、お客様は元の予約サイトに戻るか、別の店を探し始めます。
ここからは説明用の設計例で、特定のサロンの事例ではありません。
- トップページでは、得意な相談ごとにスタイル写真をまとめる(例:「くせ毛を扱いやすくしたい」「短くしたいが似合うか不安」)
- 各写真から、担当者・メニュー・料金・所要時間を確かめられるページへ進めるようにする
- そのページの下に「このメニューを予約する」ボタンを置き、押した先でも同じメニューを選べるようにする
- Instagramのプロフィールのリンクは、店のトップではなく、そのページへつなぐ
予約サイトの掲載は、すぐにやめる必要はありません。新しいお客様と出会う場として使い続けましょう。自社サイトでは、店の考え方と次回の予約方法を伝えます。そして、どこから来たお客様が実際に来店したかを記録してから、掲載プランを判断します。ホームページに予約ボタンを置くことと、予約サービスの契約から独立することは、別の話です。
数字は、「予約先へのクリック」「予約システムでの予約確定」「実際の来店」に分けて見ます。予約先へのクリックは、予約画面へ移動した回数にすぎません。予約が確定したかどうかは、予約システム側の記録で確かめます。最初の一手は、自分のスマホでInstagramから予約完了までをたどり、迷った場所を書き出すことです。
まずは、掲載媒体との付き合い方を含めた全体像の記事から読んでください。続いて予約導線、Instagramの運用へ進みます。
工務店・リフォーム|施工事例と見学会で検討の材料を渡す
家づくりやリフォームは金額が大きく、検討の期間も長くなります。決める場面も一度ではありません。施工事例で「自分と近い条件の工事を任せられそうか」を確かめ、見学会や相談会で担当者と話し、見積もりを比べる、という段階を踏みます。完成写真が並ぶだけでは、最初の段階の判断に必要な情報が足りません。
施工事例のページは、次の順で組み立てると読みやすくなります。
- 工事の内容と、解決したかった悩みが分かるタイトル
- 建物の種類と工事の範囲
- 相談前の暮らしの困りごと
- その工事を提案した理由
- 写真と対になった施工の説明
- 完成時の確認と、施主の感想
費用や工期を載せる場合は、どこまでを含む金額・期間かを添えます。見学会は専用のイベントページを作り、日時・場所・見どころ・参加条件と予約フォームをまとめます。SNSやGoogleビジネスプロフィールで告知するときも、案内先はこのページにそろえます。
公開事例の建築業・専門サービスの事例では、会社の専門性と提供するサービスを整理し、問い合わせまでの導線を見直しました。住宅工務店の受注や見学会の集客を示す事例ではありません。工務店が参考にできるのは、「専門性を具体的な言葉で説明してから、相談の入口へ案内する」という順番です。
見学会では、段階を分けて数えます。フォーム送信がリクエストの受付なのか、日時まで確定する予約なのかを明示します。受付・予約確定・当日の来場・商談や契約は、それぞれ分けて記録しましょう。最初の一手は、今ある施工事例を1件選び、相談前の悩みと工事の範囲を書き足すことです。
まずは施工事例の書き方の記事から読んでください。事例がそろってきたら、見学会の告知の記事へ進みます。
飲食|営業情報とメニューで「今日行けるか」に答える
飲食店は、来店の直前にスマホで探されることがあります。決める場面は、「今から行けるか」「何が食べられて、予算はどのくらいか」を確かめたときです。そこで営業時間が古かったり、メニューの価格が分からなかったりすると、お客様は別の店に移ってしまいます。
ここからは説明用の設計例で、特定の店舗の事例ではありません。
- トップページの最初の画面に、本日の営業時間、メニュー、「席を予約する」「テイクアウトを注文する」の入口を置く
- 席の予約とテイクアウトは、知りたい情報も手続きも違うため、ボタンを分ける
- メニューのページには、価格と、写真で伝わる量や盛り付けを載せる
- 中休みを含む営業時間はGoogleビジネスプロフィールとそろえ、ラストオーダーは閉店時刻と分けて案内する
- 外部の予約サービスを使う場合は、サービスのトップではなく、その店の予約画面へ直接つなぐ
グルメサイトの掲載も、すぐにやめる必要はありません。探される場所の1つとして使いながら、役割を確かめましょう。公式サイトでは店の情報を正しく伝え、予約の入口を育てます。まずはこの役割分担から始めましょう。来店型の業種なので、Googleマップの情報整備は優先度の高い作業です。ただし、特定の検索語での順位は約束できません。
電話番号のタップや外部予約先へのクリックの件数は、実際に電話がつながった件数や予約が確定した件数とは別です。予約の確定は予約サービスや台帳で、来店は店の記録で確かめます。最初の一手は、Googleマップとホームページの営業時間を見比べ、ずれを直すことです。
まずは、ホームページの必要性、掲載媒体への依存を減らす考え方、載せる情報を整理した記事から読んでください。続いてGoogleマップ対策、予約・テイクアウトの導線へ進みます。
自社に合う改善の選び方
自分の業種の節を読んだら、次の3つの問いで、最初に手をつける場所を絞り込みます。9つの業種に当てはまらない場合も、同じ問いで近い業種を探せます。
1つ目は、お客様が店や事務所に来るかどうかです。 直売所、教室、美容室、飲食店のような来店型の業種では、Googleビジネスプロフィールの営業時間や業態を正確に保つことが土台になります。Googleは、地域の検索結果を決める主な要因として「関連性・距離・知名度」を挙げています。情報を整えても、順位が約束されるわけではありません。一方、ネット販売だけの店やオンラインだけの教室は、地図での表示を優先する必要はありません。商品やサービスの説明ページと、SNS・検索からの導線を優先しましょう。
2つ目は、決めるまでにかかる時間です。 来店直前に探される飲食店なら、営業情報と予約先の分かりやすさが先です。美容室なら、得意な施術や担当者・料金を確かめてから予約できる流れを整えます。士業、工務店、不動産のように検討が長い業種では、業務ページや施工事例のような比べる材料を充実させます。あわせて、問い合わせのあとの連絡まで設計しておきます。検索への対応で基本になるのは、読む人の役に立つ内容と、分かりやすい見出しです。地域名だけを差し替えたページを量産する方法はおすすめしません。
3つ目は、申し込みのあとに人の対応が必要かどうかです。 予約の確定、相談日の調整、内見の案内のように人の判断が入るなら、申し込みを増やす前に確かめることがあります。受け付けた連絡が担当者に届き、返信できる体制になっているかどうかです。
数字を見るときは、段階を分けておくと、直す場所を判断しやすくなります。計測の設定は、自動で全部そろうものではありません。どの行動を記録するかを決め、ツールごとに設定して、正しく記録されているかを確かめる必要があります。
| 段階 | 確かめる場所 | 読み違えやすい点 |
|---|---|---|
| 検索での表示・クリック | Search Console | 問い合わせの受付件数とは別 |
| 電話タップ・予約先へのクリック | GA4で設定したイベント | 実際の通話や予約確定ではない |
| フォーム受付・予約確定・EC注文 | フォームの通知、予約システム、ECの管理画面 | 相談の実施や来店とは別 |
| 相談の実施・来店・契約 | 受付台帳や顧客管理の記録 | どのページが効いたかは別に判断が必要 |
Googleの案内に沿って、氏名・メールアドレス・個人の電話番号などを通常のGA4イベントに入れないようにします。ECの購入計測は、カートや解析ツールの設定によって異なるため、対応状況を事前に確認してください。
よくある質問
自分の業種がこの9つにない場合は、どの節を読めばよいですか?
「来店型かどうか」と「決めるまでの期間が短いか長いか」の2点で、近い業種を選んでください。たとえば写真スタジオは、地域で予約して来てもらう点で、教室や美容室の節が参考になります。設計事務所は、検討が長く担当者への信頼が問われる点で、工務店や士業の節が参考になります。そのうえで、申し込みのあとの対応の流れが自社と同じかを確かめると、取り入れる部分を選びやすくなります。
ポータルサイトや予約サイト、グルメサイトはやめたほうがよいですか?
すぐにやめることはおすすめしません。ポータルや予約サイトは、新しいお客様と出会う場として使えます。自社サイトは、選ぶ理由を伝えて予約や相談を受ける場です。このように役割を分けて使いましょう。どこから来たお客様が実際に来店・相談したかを記録し、掲載にかかる費用と見比べてから、プランの見直しを判断してください。
口コミを増やすために、お客様にお願いしてもよいですか?
実際に利用したお客様に、率直な感想の投稿をお願いすること自体はできます。Googleのポリシーでは、口コミは実際の体験にもとづくことが求められています。謝礼と引き換えに投稿を頼むことや、満足していそうなお客様だけを選んでお願いすることは避けてください。お願いの言葉と、断られたときの対応を先に決めておくと、スタッフによる差も減らせます。
Nutritsのホームページ制作の料金には、何が含まれますか?
Nutritsのホームページ制作は、月額12,800円(税込)でご案内しています。含まれる範囲はサービスページでご確認ください。ECサイトの構築、予約システム、広告運用が必要な場合は、内容と費用を個別にご相談ください。
相談の前に準備しておくこと
改善の相談をする前に、次のことを書き出しておくと、優先順位を決めやすくなります。
- 主なお客様と、そのお客様が比べているほかの店や事務所
- いま多い申し込みの手段(電話、フォーム、予約サイト、来店など)
- 直近の問い合わせや予約の件数と、その中身の傾向
- 使っている外部サービス(ポータル、予約システム、ECカート、SNSなど)
- ホームページで増やしたい行動を1つ(予約、相談、来店、購入、応募など)
- 手元にある写真、施工事例、お客様の声などの素材
まとめ:近い事例を見てから、無料Web診断で最初の一手を決める
業種別の勝ちパターンは、お客様が決める場面に必要な情報を1ページにそろえ、申し込みのあとの受付までつなぐことです。まずは自分の業種の節で示した「最初の一手」を1つ試してください。変化は、段階を分けた数字で確かめましょう。
参考情報
- Google:ローカル検索結果のランキングを改善するヒント
- Google:SEOスターターガイド
- Search Console:検索パフォーマンスレポート
- Google アナリティクス:イベントについて
- Google アナリティクス:個人を特定できる情報を送信しないためのヒント
- Google マップ:禁止または制限されているコンテンツ
公開情報の確認日:2026年10月25日






























リクマ
不動産では、物件数でポータルと競うより、自社にしか書けない得意領域を1つ決めることを先にすすめます。物件ページの書き方も、その領域が決まると迷いにくくなります。