オウンドメディアとブログの違い。目的によって使い分ける

昨今、オウンドメディアの運営を開始する企業が増えています。

例えば、メルカリの運営するメルカン株式会社LIGが運営するLIGなどです。

記事を積み重ねていく作業なので、「オウンドメディアとブログ」が同じように見えるかもしれません。しかし実際は異なります。

当社ではホームページ制作をしておりますが、その中でクライアント様に「ブログを書くといいですよ」とお伝えすることがあります。

しかし、私が言う「ブログ」というのはオウンドメディア型の記事を指しています。オウンドメディア型の記事とは、「見込み客が検索するキーワードを考え、その検索を解決する記事」です。

[ふきだし set=”代表”]

「今日は〇〇やってきました〜」のような、日記の記事ではないということですね!

[/ふきだし]

この記事を読んでいただければ、ブログとオウンドメディアの違いがわかるはずです。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは名前の通り「オウン(OWN)→自分の」ということ。つまり、コーポレートサイトもブログもオウンドメディアの一部ということですね!

しかし、ブログとオウンドメディアでは運用方法が異なります。ブログは「自分に焦点を当てている」のに対して、オウンドメディアは「読者に焦点を当てて」います。

例:水道工事会社

・ブログ→今日はA市にお住まいのA様ご自宅の水道工事をしてきました。
・オウンドメディア→水道の水漏れを自分で直す方法を紹介します。

水道工事をした日記を見たい読者はほとんどいません。一方、水漏れを自分での直し方を知りたい読者はたくさんいます。

オウンドメディアでは、新規顧客の獲得効果があります。

多くの会社は新規顧客の獲得を目指してホームページを運用していると思いますので、オウンドメディア型の記事を作られることをおすすめしています。

オウンドメディアの特徴

オウンドメディアの特徴

オウンドメディアの特徴はこちらです。

オウンドメディアの特徴
  1. サイト訪問者が役立つ情報を伝える
  2. 会社のブランディング
  3. サイト全体で情報を構築する
  4. 記事が資産になる

1.サイト訪問者が役立つ情報を伝える

あなたの見込み客は、どのような検索をしているのでしょうか?

先ほどの水道工事会社の例であれば、「水 つまり」「蛇口 水漏れ」「水道 パッキン 割れ」「水道工事 安い」「水道工事 トラブル」などです。

これら見込み客が知りたい情報を出して、記事の中で解決してあげます。

2.会社のブランディングに繋がる

オウンドメディアを運用すると、コーポレートサイトを持っているだけとは比較にならないほどの見込み客を集められる可能性があります。

その結果、自社の認知につながりブランディングになります。

また「〇〇というサイトを運用しています」とコーポレートサイトに掲載すると「あ〜、あの会社さんか!」となり、安心してお仕事を依頼しやすくなるというメリットがあります。

3.サイト全体で情報を構築する

オウンドメディアでは、サイト全体で情報を構築します。最初から設計図ができている感じです。

「水道 漏れ 直し方」を見た方に、「水道 パッキン 選び方」の記事も関連記事として紹介したり、「水道工事を自分と会社に頼んだ場合の費用比較」の記事に誘導したりします。

4.記事が資産になる

ブログの場合、記事がどんどん流れてしまい1ヶ月前に書いた記事にはほとんどアクセスが集まりません。

一方、オウンドメディアの場合検索されることを確認(検索ボリュームチェック)をした後に記事を作っています。時間が経っても見込み客を集め続けてくれます。

ブログの特徴

ブログの特徴
ブログの特徴
  1. 自分の日常を伝え、親近感を与える
  2. 意見や思いを届ける
  3. 時間経過で流れてしまう

1.自分の日常を伝えるもの

ブログは自分の日常を伝えるものです。

すでに会社名を知っている方に親近感を与え、仕事の依頼をしやすい環境を作ります。

2.意見や思いを届ける

ブログは自分の意見や思いを伝えるものです。

意見や思いに共感した読者を集める効果があります。

3.時間経過で流れてしまう

ブログの記事は時間経過で流れてしまいます。わざわざ1ヶ月前のブログを見ることはほとんどありません。

新しいブログを書き続ける必要があります。

まとめ

オウンドメディアは「見込み客が知りたいことを解決してあげるメディア」です。サイト全体を設計し、最終的にどのように仕事につなげるのかを考えた運用を行います。新規顧客を獲得するのに向いています。

一方、ブログは日常を発信することで親近感を与えます。すでに会社名を知っている方をさらに深い顧客にする効果があります。

どのような効果を求めるかで、ブログ・オウンドメディアを使い分けることをおすすめします。

この記事を書いた人