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ホームページから問い合わせが来ない6つの理由|最初に直す1か所の見つけ方

ホームページを作ったのに問い合わせが来ない理由は、デザインだけでは決まりません。流入から送信完了までの5段階でどこが詰まっているかを切り分け、最初に直す1か所の選び方と計測の注意点を解説します。

中山Nutrits 代表

公開日更新日

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2026.10.18
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公開して数か月。アクセス解析は毎週見ている。それでも、問い合わせフォームからの連絡は月に0件か1件。こんなとき、まず浮かぶのは「デザインが古いからでは」という考えです。

でも、いきなり全面リニューアルに進む必要はありません。先にやることは1つだけです。自分のスマホから問い合わせを1件送り、担当者のメールに届くところまで確かめてください。ここで止まっているなら、デザインの話は後回しです。

次に、問い合わせまでの流れを5つの段階に分け、どこで止まっているかを見ます。

  1. 見込み客が来る(対象の流入)
  2. 最初のページで内容が伝わる(LPでの理解)
  3. 「相談する」などのボタンが押される(CTAのクリック)
  4. フォームの入力が始まる(フォーム開始)
  5. 送信が完了し、届く(送信完了)

LPは訪問者が最初に開くページ、CTAは次の行動をうながすボタンのことです。調べるのは上流から、直すのは問い合わせに近い下流から。この順番がポイントです。

この記事では、問い合わせが来ない6つの理由を、この5段階と結びつけて整理します。あわせて、計測で送ってはいけない情報、スマホ実機と表示速度の指標の違い、今日最初に直す1か所の選び方も扱います。

問い合わせが来ない原因は、デザインだけでは決まらない

見た目が古い、文字が小さい、写真が暗い。こうした状態は、内容の伝わり方、ボタンの押されやすさ、フォームの入力のしやすさを一緒に悪くすることがあります。デザインが関係ない、という話ではありません。

問題は、原因をデザインだけだと決めつけることです。送信そのものが失敗している。通知メールが迷惑メールに入っている。そもそも対象のお客さまが来ていない。こうした詰まりは、見た目を新しくしても残ります。

この記事で扱う理由は、次の6つです。

  1. 見込み客に、まだ見つかっていない
  2. 誰向けのページか、最初の画面で伝わっていない
  3. 問い合わせ前の不安に答える材料がない
  4. 次にどこを押せばいいか分からない
  5. フォームの手前や途中で止まっている
  6. 公開後に、測って直す仕組みがない

スマホでの表示と表示速度は、どの段階にも関わるので、後半でまとめて扱います。そして、理由を探す前にやることがあります。実際の流れで、どこまで進んでどこで止まっているかを見ることです。

先にお伝えすると、フォームからの問い合わせが少ないのは、Nutritsも同じです。2026年10月時点で、案件は主に紹介から来ています。広告やフォームから続けて受注できた実績は、まだありません。だから自社のサイトでも、原因を分けて見ています。

まず5段階で「どこで止まっているか」を切り分ける

流入から送信完了までを分けて見る

5つの段階は、原因を探すための共通の言葉です。次の表は、段階ごとに何を確かめ、どの数字を見て、止まっているとどんな症状が出るかをまとめたものです。

段階 何を確かめるか 指標・実機確認 止まっているときの症状 対応する原因
対象流入 問い合わせ対象になり得る人が、該当ページへ来ているか LP別セッション、セッションの参照元/メディア、Search Consoleの表示とクリック、広告・検索語とLPの一致 流入自体が少ない。または流入元ごとに反応が大きく違う 理由1
LPでの理解 誰向けで、何を解決し、なぜ選べるかが伝わるか ファーストビューの実機確認、主要説明までの到達、届く質問の内容 来訪直後に離れる。対象、違い、料金条件、次の行動が伝わらない 理由2・理由3
CTAクリック 次の行動が見つかり、押した後を想像できるか 個人情報を含まないCTAクリックイベント、表示回数に対するクリック、遷移先の一致、実機でのタップ 説明は読まれるがCTAが押されない。別の導線へ迷う 理由4
フォーム開始 CTAの後、不安なく入力を始められるか CTAクリックとフォーム到達、form_startの実取得、フォーム表示と入力開始の実機確認 CTAは押されるが入力が始まらない。フォーム表示が崩れる 理由3・理由5
送信完了 入力が送信され、事業者側で受信できるか 対象フォームの送信イベント、完了表示、テスト送信、通知の受信、二重計測の有無 開始後に離脱する。エラー、無反応、通知漏れ。有効な問い合わせでない 理由5・理由6
流入、LP、CTA、フォーム開始、送信完了の順に問い合わせの詰まりを確認するフロー

数字やイベントだけで、原因を決めつけないでください。実機での操作と、会社側で受信できたかの確認を、必ず組み合わせます。表の数字が動いていても、通知が届いていなければ、問い合わせは成立していません。

GA4では「完了」と「途中の行動」を分けて数える

GA4(Googleの無料のアクセス解析ツール)では、事業にとって大事な行動を「キーイベント」として数えられます。問い合わせなら、フォームの送信が確かに完了したことを示すイベントを、キーイベントにします。

設定には、決められた権限が必要です。設定する前の記録がさかのぼってキーイベントになることはなく、レポートへの反映にも時間がかかります。

出典:Google Analytics: イベントをキーイベントとしてマークする

ボタンのクリック、入力開始(form_start)、送信(form_submit)は、別々に数えます。合わせてしまうと、どこで止まっているかが見えなくなるからです。

form_start と form_submit は、GA4の「拡張計測」で自動的に取れることがあります。ただし、次のような場合は、取りこぼしや誤った計測が起こりえます。外部サービスのフォーム、画面だけが切り替わる作りのサイト、独自に作ったフォーム、1ページに複数のフォームがある場合です。

出典:Google Analytics: 拡張計測機能イベント

数字を判断に使う前に、次の3つを確かめます。

  • GA4のDebugViewで、イベントが記録されるか
  • 実機で、入力から送信まで通るか
  • 会社側で、問い合わせを受け取れたか

form_submit が記録されても、それだけでは足りません。サーバーで受け取れたか、通知が届いたか、まともな問い合わせだったかは別に確かめます。フォームを区別するには、form_id など、個人を特定しない値を使います。

出典:Google Analytics: キーイベントを測定する(GA4の画面と仕様は変わることがあります。ここでの内容は2026年7月24日に確認しました)

Nutritsの例:届いた24件のうち、中身のある相談は0件

送信の数と、中身のある問い合わせの数は、大きくずれることがあります。Nutritsの自社フォームでは、2026年10月10日〜17日の1週間に通知が24件届きました。内訳は次のとおりです。

  • 制作の外注や営業代行などの売り込み:22件
  • 意味のない文字列:1件
  • テスト:1件
  • 中身のある相談:0件

2026年5月〜10月の週ごとの記録でも、中身のある相談は1件だけでした。8月8日〜15日の週に届いた、無料Web診断の具体的な依頼です。診断レポートを送り、オンラインで打ち合わせをしました。そこで、ブログ制作を依頼したいという意向を聞けています。まだ契約前の段階です。

通知の24件という数だけを見れば、フォームはよく働いているように見えます。送信、受信、中身を分けて記録してください。

フォームに入力された内容は、計測に送らない

氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせの本文。こうした個人を特定できる情報は、GA4に送ってはいけません。イベントの値、URL、ページタイトル、UTMパラメータ、カスタムディメンションのどれにもです。フォームの値をそのまま渡さないのが基本です。

出典:Google Analytics: 個人を特定できる情報(PII)の送信を回避するためのベストプラクティス

Googleのルールでいう個人情報と、日本の法律でいう個人情報は、同じとは限りません。Cookie、同意の取り方、広告の機能、規制のある業種での扱いは、それぞれ確かめる必要があります。GA4の「データ編集」機能も、最初から送らない設計の代わりにはなりません。

日本の法律の基本は、個人情報保護委員会のガイドラインで確かめ、迷う部分は専門家に相談してください。ここでの説明は、法律上の助言ではありません。

出典:個人情報保護委員会: 個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)

リクマ

リクマ

制作・運用の現場で、数字を読み切れないまま施策を増やすと優先順位がぼやけます。計測は報告のためではなく、次に直す一箇所を選ぶために使いたいです。

理由1:見込み客に、まだ見つかっていない

小さなお店や地域の会社にとって、入口になるのは主に次のものです。Google検索、Googleマップ、SNS、お客さまからの紹介、チラシや名刺、広告。まず、自社の入口がどれなのかを書き出します。

セッション数だけで、よし悪しを決めないでください。見るのは、どこから来た人が、どのページに着いて、その後どう動いたかです。GA4の「ランディングページ」レポートでは、最初に開いたページと流入元を組み合わせて見られます。

広告を出しているなら、広告の文章、キーワード、行き先のページ、ボタンの内容をそろえます。広告を見た人が期待したことと、ページに書いてあることがずれていると、すぐに離れてしまいます。

地域のお客さまが相手なら、Googleビジネスプロフィールの情報を見直すのも候補です。ただし、地域検索の考え方は、すべての業種に同じように当てはまるわけではありません。

出典:GA4 ランディングページレポート、Google Ads: ランディングページ、Google: ローカル検索結果のランキングを改善する

そして、検索順位の変化と問い合わせは、分けて測ります。表示、クリック、ページでの行動、送信完了を分けておきましょう。「人を増やす施策」と「問い合わせにつなぐ施策」が混ざらずに済みます。

リクマ

リクマ

自分のサイト構造を見直した後に順位の変化は観察できましたが、それだけで問い合わせ増とは言えません。表示・クリック・送信は分けて追うことが大切です。

理由2:誰向けのページか、最初の画面で伝わっていない

最初の画面では、会社が言いたいことより、訪問した人が「自分に関係がある」と分かることを優先します。この判断は、数秒で終わります。

そのページだけを見て、次の5つに答えられるかを確かめてください。答えが出ない項目が、最初の画面で足りない情報です。

  • 誰向けか: 業種、規模、地域、立場など、「自分のことだ」と分かる条件が書いてあるか。
  • どんな悩みを解決するか: 社内の言葉ではなく、お客さまが実際に使う言葉で書いてあるか。
  • 何を提供するか: 範囲と成果物が具体的か。「サポートします」で終わっていないか。
  • ほかと何が違うか: 確かめられる事実で説明しているか。印象の言葉だけになっていないか。
  • 次に何をすればいいか: 次の行動が1つに絞れているか。選択肢を並べすぎていないか。

「お気軽に」「地域密着」「丁寧」といった言葉だけでは、判断の材料が足りません。実績、対応範囲、料金、納期を書くなら、確かめられる事実だけを置きます。

料金を決まった金額で出せない業種もあります。それでも、費用が変わる条件、含まれる範囲、追加費用が出る条件は説明できます。金額を出せないことと、判断の材料を出せないことは別です。

なお、滞在時間の短さや直帰率だけで、「伝わっていない」と決めつけるのは避けましょう。実機で大事な情報が見えるか、説明を読んだ後にボタンへ進めるか、届く質問が想定したお客さまと合っているか。この3つを合わせて見ます。

参考:Google Search Central: 有用で信頼できる、人を第一に考えたコンテンツ、SEOスターターガイド

理由3:問い合わせ前の不安に答える材料がない

問い合わせの直前に知りたいことは、商品や検討の段階によって変わります。共通しているのは、「頼んだ後に何が起きるか」を想像できないと、送信ボタンは押されにくいということです。

置く材料は、次の8つのうち、確かめられる事実があるものから選びます。全部を埋める必要はありません。

  • 料金の目安か、見積もりの条件: 「いくらから」か、費用が変わる条件と含まれる範囲。
  • 事例: 許可を得た範囲で、課題・対応・その後を事実として。
  • 進め方: 問い合わせから納品までの段階と、それぞれのかかる時間の目安。
  • 対応範囲: できること、できないこと、対応外になる条件。
  • よくある質問: 想定ではなく、実際に届いた質問への答え。
  • 会社の情報: 所在地、責任者、連絡手段。
  • 返信の目安: いつまでに返事が来るか。
  • 人柄: 誰が対応するのかが分かる情報。

実績を大きく見せるより、読む人が自分で判断できる材料をそろえるほうが先です。事例を出すときも、許可のないお客さまの情報や、根拠のない成果の数字は作らないでください。

フォームのすぐ近くに置きたいものもあります。個人情報の使い道、プライバシーポリシーへのリンク、返信の目安、問い合わせ後の流れです。入力を始める直前に読まれる情報なので、フォームから離れた場所にあると役に立ちません。

HTTPS(通信を暗号化する仕組み)は、基本として必要です。ただし、会社やサービスが信頼できることまでは保証しません。鍵のマークが付いていることと、会社が信頼できることは別の話です。

出典:Google Chrome: 接続の安全性

理由4:次にどこを押せばいいか分からない

ボタン(CTA)は、数を増やす前に、そのページのいちばんの目的を1つ決めます。相談、料金、事例、よくある質問への導線は、メインのボタンを邪魔しない脇役にします。

文言は「送信」「詳しくはこちら」で止めないでください。押した後に何ができるかが分かる言葉にし、行き先のページと合わせます。「無料で相談する」と書いてあるのに、行き先が会社概要、という状態は避けましょう。

置き場所に、決まった正解はありません。最初の画面、説明の直後、ページの最後。どこが効くかは、クリックの割合と、行き先でフォームの入力が始まったかを見て判断します。文言や色や位置を変えれば成果が出る、とは言い切れません。

スマホでは、見つけて押せるかを実機で確かめます。固定されたヘッダーやフッター、ポップアップ、狭いタップ範囲、文字の大きさ、表示されたキーボード。これらでボタンが隠れることがあります。押した後のページが期待どおりで、フォームの入力を始められるかまで通して見てください。

参考:Google Search Central: モバイルファースト インデックス

理由5:フォームの手前や途中で止まっている

まず、送信と通知が壊れていないかを確かめる

フォームは、入力、エラーの修正、送信、完了画面、担当者側での受信までを、実機で通します。ここが最優先です。

ページが見つからない(404)、押しても反応がない、二重に送られる、通知が届かない、迷惑メールに入る。どれも問い合わせに最も近い不具合なので、入力項目を1つ減らす話より先に直します。GA4の form_submit だけを、正しく届いている証拠にしないでください。

必須の項目は「最初の返信に必要か」で決める

項目ごとに、次の4つを確かめます。

  1. 最初の返信に、この項目は必要か。
  2. 後から聞いても間に合わないか。
  3. 任意にしても、仕事が回るか。
  4. 必要な理由を、読む人に説明できるか。

Nielsen Norman Group は、問い合わせフォームの項目を3〜5個にする目安を示しています。ただ、これは企業サイトの調査にもとづく参考値で、業種、法律、見積もりの条件によって例外があります。決まった正解の数として扱わず、必要な理由を説明できる項目だけを必須にしてください。

出典:Nielsen Norman Group: Presenting Company Information on Corporate Websites

入力欄には、ラベルや入力の種類(label・type・name・id・autocomplete)を正しく設定します。エラーは、その入力欄の近くに、直し方まで書いて出します。「入力内容に誤りがあります」だけでは、どこを直せばいいか分かりません。

こうした設定は、自動入力を助けるものです。動くことを保証するものではありません。ブラウザの違い、外部のフォームサービス、独自の作りがあるので、最後は実機で確かめます。

出典:web.dev: Autofill

スマホの実機テストと表示速度の指標は、役割が違う

実機で確かめるのは、読めるかどうかだけではありません。ボタン、フォーム、キーボード、エラーの表示、送信、完了画面、そして受信まで。お客さまが使っていそうな iPhone や Android で試します。表示速度の点数を、実機テストの代わりにしないでください。

Core Web Vitals は、表示の速さ、操作への反応、画面のずれを測るGoogleの指標です。ページの使い心地を数字で比べるためのもので、実機での操作確認とは目的が違います。

指標 何を測るか 良好の目安
LCP 主なコンテンツが表示されるまでの速さ 2.5秒以内
INP タップや入力など、操作への反応性 200ミリ秒以下
CLS 表示中に起きるレイアウトのずれ 0.1以下

3つとも、実際の利用者の記録のうち、下から75%にあたる値で、スマホとパソコンを分けて評価します。この目安を満たしても、問い合わせが増えることも、検索順位が上がることも保証されません。指標の定義や目安は変わることがあるので、改善を始める前に最新の内容を確かめてください(2026年7月24日確認)。

出典:web.dev: Web Vitals

見る順番は、実際の利用者の記録(フィールドデータ)が先です。CrUXやSearch Consoleのフィールドデータは、全体の傾向を示します。PageSpeed InsightsやLighthouseの測定結果(ラボデータ)は、原因を探す助けになります。データ量や端末・回線の違いもあるので、実機での送信テストは必ず残してください。

理由6:公開後に、測って直す仕組みがない

一度に変えるのは、1か所が基本です。同時に3か所を直すと、何が効いたのか分からなくなります。結果がよくても、次に同じことができません。

残す記録は、次の5つです。これだけで、次の話し合いがゼロから始まらずに済みます。

  • 仮説
  • 対象のページ
  • 変えたところ
  • 始めた日
  • 見る数字

問い合わせが少ないサイトでは、短い期間の1件の差で結論を出さないでください。曜日、広告の有無、季節、訪問の数をそろえて比べます。A/Bテストを目指すより、まず変更の記録と、変更前後の比較を残すところから始めます。

AIは、よくある質問の候補出し、記事の案、変更記録の整理、確認する質問づくりに使えます。一方で、お客さまの情報、問い合わせの本文、公開前の営業情報を、外部のAIサービスに無条件に渡してはいけません。AIの提案を成果の事実として扱わず、公開する前に、人が事実・表現・プライバシーを確かめます。

症状から、最初に直す1か所を決める

基本の順番は、問い合わせに近い不具合 → フォーム → ボタン → 信頼の材料 → 流入です。これは全社共通の決まりではなく、はっきりした症状と数字があるときの、最初の仮説として使います。

調べるのは上流から、直すのは下流から。順番が逆に見えますが、理由はシンプルです。上流から見ないと、どこで止まっているか分かりません。でも上流から直し始めると、下流が壊れたまま人だけが増える、という状態になりやすいからです。

次の表から、自社の症状に近い行を1つだけ選んでください。

優先 症状 計測・確認の結果 最初に直す一箇所 直した後に見るもの
0 比較できる材料がない CTA、フォーム開始、送信、受信のどれも測れず、テスト送信の記録もない 個人情報を含まない最小限の計測と、実機テストを整える 5段階のどこで最初に落ちるかを判定し直す
1 送信や通知が壊れている 404、無反応、エラー、受信なし、二重送信を再現できる 受注に近い技術的な不具合を直す 送信と受信が安定してから、フォームの完了率を見る
2 入力を始めても完了しない form_startに対して確認済みの送信が少ない。エラーやモバイル入力の不具合がある 必須項目、エラー表示、自動入力、入力画面、フォーム前後の説明を直す 開始から送信、受信までを再テストする
3 読まれてはいるがCTAが押されない 対象ページの閲覧はあるがCTAクリックが少なく、ボタンや遷移先が分かりにくい 主CTAの文言、位置、目的、遷移先、スマホでの操作を直す CTAクリックとフォーム開始の両方を見る
4 相談前の不安が残っている CTAやフォーム付近まで到達するが開始が弱い。料金条件、事例、流れ、事業者情報、利用目的が不足している 信頼材料を、確認できる事実で補う フォーム開始と、届く問い合わせの内容を見る
5 下流を評価できるだけの流入がない 対象ページのセッションが少ない。または検索・広告の意図とページ内容がずれている 検索意図、地域情報、広告、参照導線、対象ページを見直す 流入数だけでなく、5段階の通過を再測定する
例外 モバイルだけ反応が弱い 端末別でCTA・フォームの指標が落ち、実機またはフィールドデータに問題がある 問題が出ている段階の、表示・反応・レイアウトの原因を直す 同じ端末条件で、送信完了まで再確認する

順番を入れ替える場面は、3つあります。

  • 何も測れていない: 最低限の計測と、テスト送信を先に整える。
  • 訪問がほとんどない: 下流を評価できないので、流入の改善を先にする。
  • スマホだけ反応が悪い: その端末で問題が出ている段階の、表示・反応・画面のずれを先に直す。

安全、法律、送信の障害は、1か所ずつのルールにしばられない例外です。医療、士業、採用など規制のある分野では、必要な表示、同意、入力項目を専門家と確かめながら進めます。「一度に変えすぎない」という原則は、これらを後回しにしてよいという意味ではありません。

今日できることは、3つです。

  1. 自分のスマホで、主なページから問い合わせの受信まで通す。
  2. 5つの段階のうち、測れていない段階か、最初に落ちる段階を1つ選ぶ。
  3. 上の表に従って1か所だけ直し、変えた理由と結果を記録する。

測って、仮説を立てて、直すことをくり返しても、問い合わせが増えるとは約束できません。それでも意味があるのは、変更の前後を比べられる状態が残り、次の一手を選びやすくなるからです。

リクマ

リクマ

問い合わせが少ないほど、一度に全部変えると原因が見えにくくなります。受注に近い不具合から一箇所ずつ直し、変更理由と結果を残す進め方をおすすめします。

まとめ:全面リニューアルの前に、止まっている1か所を測る

問い合わせが来ない理由は、6つに分けられます。見つかっていない、誰向けか伝わっていない、信頼の材料がない、導線が弱い、フォームで止まっている、測って直す仕組みがない。そして、流入から送信完了までの5つの段階を、上流から順に確かめます。

直すのは、全面リニューアルからではありません。問い合わせに近い大きな詰まりからです。送信と通知の不具合を最優先にし、その後はフォーム、ボタン、信頼の材料、流入の順を基本に、症状と数字から1か所を選びます。

SEO、表示速度、ボタン、フォームの短縮。どれも、問い合わせが増えることを保証する施策ではありません。確かなのは、どこで止まっているかを1つ特定できれば、直す場所を絞れるということです。

まずはスマホで、問い合わせの受信まで確かめてください。

5つの段階のどこで止まっているかが分かれば、全面リニューアルの前に直す場所を絞れます。自社だけで切り分けるのが難しければ、今の導線と計測を分けて相談できます。何をどう直すか決まっていない段階でもかまいません。

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参考情報

WRITTEN BYこの記事を書いた人

代表 中山

Nutrits 代表中山

埼玉県川越市を拠点に、中小企業のホームページ制作・Web改善・AI活用支援・EC・店舗送客支援を行っています。

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